Jpegのにじみと画質
2014-05-19


雰囲気が伝われば十分な場合、75〜84
あたりを目安にするとそうハズレはないと思います(参考なるか分かりませんが100〜88まで4%ごとの出力結果)。
(※あくまで目安です。納得いく出力が得られるまで、元データを失わないしょう注意しましょう)

ところで、ツールの中には4:2:0でしか保存しないソフトがあったりします(例:JTrim)。そのような場合はPNGやBMPで保存して、ほかのソフトかiJPEGCompのような変換ツールを使うしかありません。
どうやって確認するかは、ヘルプファイルに書いてなければ、JpegAnalyzer Plusで出力ファイルを直接確認(解析ボタンを押すと先頭の方に情報があります)することになります。

これらのツールを上手く使って調整し、jpegtran(JTBは入手不可)やcarmineで最適化すれば、一時期話題だったJPEGminiより小さくて見栄えの変わらない画像が作れます(なのでみんながあんなにスゴイと騒ぐのか不思議でした)。
JPEGminiは自動で楽(そこだけはすごい)ですが、自動だからこそ、画質にこだわったり、ファイルサイズにこだわったりと柔軟な対応はできません。
これらのツールを使いこなせれば、Jpegに対する偏見もなくなるのではないかなぁと思います。


<Sample追記(5/25)>
渦巻きだけではアレかと他の例

禺画像]

元画像。PNGではサイズ面で不利(392061 bytes)だがJpegではよく縮み、YCbCr 4:2:0でもにじみが気にならない。

禺画像]

JPEGmini(YCbCr 4:4:4 64427 bytes)は自動でこの画像を出力するからすばらしい。

禺画像]

iJPEGComp(画質89 YCbCr 4:2:0 62078 bytes)ならサブサンプリングが選べるのでもう少し容量を削った。

禺画像]

iJPEGComp(画質75 YCbCr 4:2:0 41088 bytes)雰囲気を壊さない限界点?

禺画像]

iJPEGComp(画質50 YCbCr 4:2:0 28402 bytes)画質70以下では、画像が悪化する割に縮まないのでおすすめしない。


次はJpegを選択すること自体が間違いのAAの例

禺画像]

PNGなら劣化なしの6635 bytes!

禺画像]

JPEGmini(YCbCr 4:4:4 166300 bytes)はどうやって適切な画質を選ぶのか?ファイルサイズを削るより、破綻一歩手前の画質がチョイスされる絶妙さ(iJPEGCompだと96、7相当の画質)。この例は極端すぎますが、ファイルサイズさえ目をつぶれば、Jpegだってなんとかなる。

禺画像]

Caesium(品質100 YCbCr 4:2:0 125031 bytes)のようにサブサンプリング固定のツールではにじんでどうにもならない例。サンプリングの選べるiJPEGComp(対話処理)やRalpha(バッチ処理)やJpegResizer(バッチ処理)の方がいいと思う理由です。

※JPEGminiはPNGを入力できないので、Jpeg 画質100 YCbCr 4:4:4に変換して処理しています。

</Sample追記(5/25)>


蛇足

実は、画像を劣化させずにファイルサイズを小さくするあたりで書いておきたかった話だったのですが、手頃な画像がなくて5年以上も過ぎてしまいました。
なんか完全に旬を逃した感じの話ですが、まれに、にじみがぁとかJPEGminiスゲーとか見かけるので、ちょっと書いてみたです。

役に立つかもなリンク


続きを読む
戻る
[画像]
[PC]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット